田舎暮らしとは切っても切れない「カメムシとの闘い」
田舎暮らしをしている皆さんも苦労しているのではないでしょうか。
私はカメムシが大嫌いです。そんな私が、徹底的に行って年間100匹以上家の中に発生していたカメムシを「0匹」にしたそんな『カメムシ対策』についてお話しします。
【こんな人にお勧めの記事です!】
- 家の中にカメムシが出で困っている方
- カメムシを家に入れない方法を知りたい方
- カメムシに遭遇してしまったらどう対処すればいいか知りたい方
『カメムシ予防』と『カメムシ対処』の2つの方向からお話しします。
参考にしてください♪
はじめに
私は、もともとカメムシはそんなに嫌いでも無かったのですが、この森の中に建っている『べあぐらハウス』に引っ越してきた1年目にこれでもかと洗礼を受けて、今では世の中で一番苦手な虫になりました。
なので、家の中では絶対に「カメムシ」と遭遇したくない!とありとあらゆる手段を用いて「カメムシ」と戦いました!
そして、今年の秋、我が家の家の中でのカメムシ遭遇率は
0匹!!
になりました。

敵を知ろう!
まず、カメムシの生態について少しお話しします。
奴の話など聞きないかもしれませんが、撃退するのは敵を知ることも必要です。
カメムシは6月ごろに産卵期を迎えます。
そして7~8月に成虫になり、10月ごろから越冬場所を探して家屋にやってきます。
家の中でカメムシを見るようになるのは、春先の3月~4月と秋の10月~11月ごろだと思います。
3月~4月に家の中で見かけるカメムシは外から入ってきたのではなく、昨年の秋から家の中でぬくぬく越冬していたカメムシです。



カメムシを家に入れない「予防法」
カメムシに家の中で遭遇する原因はカメムシの『越冬』です。
寒さから逃れて暖かい場所で越冬しようと、冬でも暖かな家の中へ侵入しようとしてきます。
なので、予防のポイントは
『秋』に『家の中』へ入れない
これに尽きます。
春に家の中で見かけるカメムシは昨年の秋に入り込んできたカメムシなので、家の中に入れないための予防は『秋』に行うのです。
やることはこちら
- 不快害虫の忌避剤をする
- サイベーレを散布する
- 置き型のカメムシ忌避剤を設置する
- 家全体の隙間を塞ぐ
- エアコンのドレンホースを塞ぐ
- 網戸の位置をチェックする
- 洗濯物を家の中に入れる前に必ずチェックする
- 家の中に入るときは、洋服やカバンを要チェック!
不快害虫の忌避剤をする
家全体にバリアを張ってカメムシが家の中に入らないようにするのですが、その前に家の中にいる「不快害虫」を追い出しましょう!
燻製タイプの殺虫剤でもいいですが、燻製タイプの殺虫剤って散布する前の準備が大変じゃないですか?
食器を全部片づけたり、PCや電化製品をビニールでくるんだり…。
それが面倒なので、我が家ではそういう準備が一切必要ない全量噴霧式の忌避剤「空大Qoota」を使用しています。
こちらの商品、食べ物やお布団、電化製品の拭き取りも必要なく、赤ちゃんやペットが床をなめちゃっても全く問題が無いんです。
なので事前準備も要らないし、片付けもない。
これを知ってから燻煙タイプの殺虫剤が面倒で使えなくなってしまいました。
販売元の説明はこちらです。
害虫に強い抵抗力を働く13種類の植物エキスを厳選しブレンドすることで、家に潜むさまざまな不快害虫・衛生害虫(※1)に忌避効果を発揮します。また植物にとって有害な黄色ブドウ球菌、大腸菌、青カビなどに対する抗菌効果も持ち合わせています。孵化抑制効果も高く、継続して使用することでその空間が害虫の来にくい・育ちにくい環境となり、出没、発生が減少していきます。
主原料が天然植物エキスなため、人体・環境への悪影響は限りなく皆無に等しく、残留性もありません。そのため、食器・衣類・布団などの片付けは不要で手軽に家中に忌避効果を期待できます。引用元:天然素材の忌避剤ショップ「優然」ホームページより
サイベーレを散布する
家の中の害虫を追い出したら、次は、家全体にバリアを張ります。
窓や、玄関に殺虫剤スプレーを撒くのもいいのですが、「カメムシ」はまず外壁などに集まってきて、やがて家の中にスススーっとこっそり入ってきます。
なので、外壁に集まってこないように家全体に業務用殺虫剤の「サイベーレ」を散布します。
サイベーレの詳しい情報や散布の仕方は別記事に纏めてあります。
気になる方はこちらもどうぞ♪





置き型のカメムシ忌避剤を設置する
家の中の害虫を追い出し、
外から入られないようバリアを張ったら、
最後の一押しに置き型の「カメムシ忌避剤」を家の中に設置します。
この商品、「カメムシ」をターゲットにした専用忌避剤なのです!
販売元の説明はこちら。
害虫に強い抵抗力を働く13種類の植物エキスに加えて、カメムシ・カマドウマが嫌うわさびと唐辛子の刺激エキスを追加。即効性と忌避効果を増強しました。気になる刺激臭にはヒノキ香料を加えることで、ほんのりヒノキが香ります。
カメムシ・カマドウマはもちろん、家に潜むさまざまなが不快害虫・衛生害虫にも忌避効果を発揮。空間に浮遊する黄色ブドウ球菌、大腸菌、青カビなどに対する抗菌効果も持ち合わせています。引用元:天然素材の忌避剤ショップ「優然」ホームページより



家全体の隙間を塞ぐ
次は、家の隙間を無くしていきます!
カメムシは僅か2mmの隙間からでも侵入してくると言われています。
これでもか!というくらい執拗に隙間を塞ぎましょう!
我が家でびっくりしたのはリビングの掃き出し窓の上の方の隙間からカメムシの足がちらっと見えていた時があって、ドキドキしながら窓のサッシを分解してみたら中の隙間に10匹くらい隠れていて「ギャー!!」ってなりました。
もちろん、しっかりその隙間は埋めてもらいました。


この隙間からカメムシの足がちらっと見えました💦
こういう隙間を埋めるのはこんなアイテムが便利でした。
また、我が家は2階の天井が屋根裏と直結なので、隙間があると屋根裏にいるカメムシが部屋の中に入ってきてしまうので天井と屋根裏の隙間を徹底的に埋めました。
遠目だと解り難いですが、近くだと埋めているのが解ります。
こんな感じで全体をシリコンで埋めて隙間を無くしています。
空き家だったころに屋根裏に住み着いていた土蜂やカメムシが部屋の中にたくさん出てきて困っていましたが、隙間を全部埋めてからは全く出てこなくなりました!
天井の隙間を埋めるのにはこちらを使いました。
1階のパントリーは元々キッチンだったころの名残で換気扇がありました。
パントリー兼パウダールームで洗濯機が置いてあるので、換気が出来るし、と塞がずに換気扇のままで使用していましたが、1年目の秋、その換気扇の中から続々と「カメムシ」が発見されました!!



ここの換気扇は思ったより使用頻度も無かったし、「換気できるメリット」より「カメムシの侵入というデメリット」の方が遥に大きかったのできっちり埋めることにしました。
今は、埋めた後に可愛い木のボードを設置してわからないようにしてあります。


ここに換気扇がありました。
こんな感じで、無いだろうと思っていても思わぬところに隙間があります。
一気に全ての隙間を塞ぐのは無理だと思うのですが、気が付いたときに1か所づつ塞いでいくことで年々「カメムシ」に侵入される回数が減っていくと思います。



エアコンのドレンホースを塞ぐ
忘れがちなのが、エアコンのドレンホースです。
カメムシに限らず、ここからの虫の侵入って結構あるみたいなので、しっかり対策しましょう。
網戸の位置をチェックする
引き違い窓の場合の網戸の位置が決まっているって知っていましたか?



引き違い窓って、左が室外側、右が室内側になるようになっているそうです。
そして網戸は室内側の窓に対して対応すよう作られているんです。つまり右側の窓に対応しているんですね。
なので、非対応の左の窓の方に網戸を移動させている状態で左の窓を開けているとサッシの部分にがっつり隙間が出来ていて虫が入り放題になってしまうのです。
網戸にしているはずなのに虫が部屋に入ってくる!なんで!?
っていう場合、網戸の位置をチェックしてみてください。
洗濯物を家の中に入れる前に必ずチェックする
「カメムシ」が洗濯物に紛れているっていう話は有名ですよね。
私は、絶対に「カメムシ」を家に入れたくないので、春、秋の洗濯物は「完全室内干し」です。
少しでもカメムシが侵入する確率を減らしたい人は部屋干し一択ですが、



って人は、家の中に取り込む前に念入りにパンパンしてカメムシがくっついていないことを確認することをお勧めします。
家の中に入るときは、洋服やカバンを要チェック!
これは、我が家で実際にあったことなんですが、スーパーで買い物した荷物を駐車場から運んでキッチンに置いたら、袋の隅っこに黒い影が…。
なんだろう?と近くで見たら「カメムシ」がそっと袋にくっついていて家の中への侵入に成功していました。



この事件が起きてからは、部家の中に入る前にカバンや洋服をパタパタ叩いてカメムシがくっついてないことを確かめてから家に入るようにしています。
家の中でカメムシに遭遇した時の「対処法」
上記の予防法を行えばだいぶ家の中で「カメムシ」を遭遇することは無くなっていると思いますが、もし、遭遇してしまったらどう対処すればいいのでしょう?
我が家で行っている対処法や、その他の対処法、そしてやってはいけない対処法をお伝えします。
【対処法】
- ペットボトルにぽちゃん
- 凍結スプレーで凍らせる
- 殺虫スプレーで撃退
- ガムテープで捕獲
- ビニール袋や雑誌でそっと捕獲して外に出す
【やってはいけない対処法】
- 殺虫スプレーで撃退
- 掃除機で吸い込む
ペットボトルにぽちゃん



ペットボトルの中に少量の食器用洗剤を入れておいて、その中に「カメムシ」を捕獲します。


カメムシ対処3点セット
我が家では、この3点セットを用意しておいてハエ叩きで優しく「カメムシ」をちりとりへと誘導し、ちりとりから食器用洗剤のボトルでぽちゃんと入れます。
そして素早くキャップを締めます。
ペットボトルだと、中に入っている「カメムシ」が見えてしまって嫌なので、この透明じゃない食器用洗剤のボトルを使用しています。






この小さいちりとりを使えばボトルの中に入れるのも簡単だしね♪
知り合いはペットボトルを凹ませた状態で壁にいるカメムシにかぶせて「ひゅっ」と凹みを戻すそうです。
すると空気が吸い込まれるのと同時にカメムシも「ひゅっ」とペットボトルの中へ入ってくれるそうです。



【匂いを出さないコツ】
カメムシは危険を察知するとあの強烈なにおいを発して自分を守ろうとします。
なので、カメムシに危険を察知させずにそーっと対処することが大切です。
1.とにかくカメムシを「優しく」扱う。
2.「別嬪さん、別嬪さん」と言いながら捕まえる。←これは、会社の人から教わったのですが、おばあちゃんがこう唱えながら捕まえると臭い匂いを出さないんだよ。と小さいころに教えてもらったそうです。



凍結スプレーで凍らせる
手の届かない場所にいたり、元気が良すぎて捕まえるのが難しい場合は、凍結スプレーで動きを鈍らせたり、凍らせて床に落としてから洗剤のボトルにINします。



ガムテープで捕獲
これは、私の妹がよくやっている手法です。
虫が苦手ではない人はこの手法もいいかも。
ガムテープをカメムシに近づけてペタッとやります。
くっついたら、ペタペタとガムテープでカメムシを包んじゃいます。
こうすれば、カメムシの姿は見えないし匂いも出ないのでゴミ箱にポイっと出来ます。
この方法の問題点は、虫が苦手な人はそもそもカメムシにガムテープをくっつけるなんて怖くて出来ないという事と、ガムテープの粘着が弱くてちゃんとつかずに逃げられるとあの臭い匂いをお見舞いされるという点です。
私の妹はプロ並みに素早くガムテープでカメムシを捕獲してくれます。



ビニール袋や雑誌でそっと捕獲して外に出す
最後に、ペットボトルも凍結スプレーもガムテープも何もないのに遭遇してしまった!!
と言う場合の対処法です。
そんな時は、慌てず騒がず、優しくビニール袋や雑誌等に誘導し、そっと外に出してあげましょう。



殺虫スプレーで撃退
家の中ではやらない方がいい対処法は、殺虫スプレーを使うことです。
「カメムシ」って背中側は固い甲羅のようなものになっているからか、なかなか殺虫スプレーが効かないです。
なので、殺虫スプレーだとあちこち飛び回られたり、あの匂いを噴射されたりさんざんな目にあいます。
殺虫スプレーは外で退治したい場合に使いましょう。
または、窓の周りや網戸や玄関回りなど、入ってきてほしくない場所にスプレーする運用が良いと思います。
掃除機で吸い込む
一番やってはいけないことは「掃除機で吸い込む」ことです。
掃除機に吸い込まれたカメムシが掃除機の中であの匂いを発生すると…
その後、掃除する度に掃除機の排気からあの匂いが漂うことになります。



まとめ
【カメムシ予防法】
- 不快害虫の忌避剤をする
- サイベーレを散布する
- 置き型のカメムシ忌避剤を設置する
- 家全体の隙間を塞ぐ
- エアコンのドレンホースを塞ぐ
- 網戸の位置を正しい位置にする
- 洗濯物を家の中に入れる前に必ずチェックする
- 家の中に入るときは、洋服やカバンをチェックする
【カメムシ対処法】
- ペットボトルにぽちゃん
- 凍結スプレーで凍らせる
- ガムテープで捕獲
- ビニール袋や雑誌でそっと捕獲して外に出す
【やってはいけない事】
- 殺虫スプレーで撃退
- 掃除機で吸い込む
カメムシの予防法と対処法をお伝えいたしましたが、いかがだったでしょうか?
田舎暮らしに憧れて引っ越したのに「カメムシ」のせいで都会に戻ってしまった人もいるそうです。
実は私も1年目はほとほと参ってしまって一人で家に居られないし、2階にたくさん出たので、数か月の間はトラウマで2階に行けなくなるくらいでした。
このままでは引っ越しか…と思ったこともありましたが、しっかり予防を繰り返すことにより劇的に改善しました。
カメムシに悩んでいる方、あきらめずに頑張りましょう!



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