年末年始、最強寒波到来!
そんな情報が入りました。

またなの!?



今シーズンは前シーズンの何倍も寒さが厳しい気がします。
ポリカプラダン簡易温室対策の際(この時の対策については下記にリンクを貼ってあります)に
『外気温が-7℃以下になる(簡易温室の中が-5℃以下)場合のみ、追加対策が必要。』
としていましたが、早速追加対策が必要になりそうです。
今回は、簡易温室だけでは凌げない『最強寒波』の際の追加対策についてお話しします!
そして、最強寒波対策に右往左往した際に『やっちゃった💦』っていう失敗も出てきたので、そちらについてもお話ししようと思います。



【この記事はこんな方にお勧めです!】
- 簡易温室があっても心配なので追加対策をしたい
- 最強寒波の時、多肉植物の置き場所や対応を知りたい
- 冬越し対策で失敗したくない



多肉植物の基本的な冬越し対策はこちらで詳しく説明しています。


ポリカプラダンで作る簡易温室の作り方はこちらです。


『最強寒波』に向けた追加対策!
今年の寒波の強さや長さを考慮して、下記の対策を追加で行いました。
【追加で対策したこと】
- 断熱材で作った囲いで簡易温室を囲み2重温室にした
- 一部の多肉植物は部屋管理に切り替えた
最終的にこの2つの対策に至るまでの経過や具体的な方法を説明します。



仮対策
家であるもので仮対策
正月休みに本格的な対策をするにしても、それまでの間も寒さが酷そうなので、当面家にあるもので凌ぐことにしました。



ちょうど外に置く大きいスチールラックを購入したばかりで特大の段ボールが我が家にありました。
そして大掃除の断捨離で捨てる予定の毛布もありました。
その2つを駆使して簡易温室やビニールハウスを覆うようにしました。
段ボールで回りを囲んで上から毛布を掛けます。
ビニールハウスとこちらのプラダン簡易温室も2つ合わせて段ボールで囲み毛布を掛けます。



仮対策の結果
対策した結果はこちらです。
【対策後】
外の気温とプラダン多肉棚の気温差は約4℃!
【対策前】
対策前の外の気温とプラダン多肉棚の気温差は約1.5℃なので、だいぶ改善したと思います。



仮対策の問題点
仮対策は成功でした。
これなら最強寒波の際も多肉植物が凍ることはほぼ無いでしょう。
ただし、緊急時以外に利用するにはいくつかの問題があります。
【仮対策の問題点】
- 見た目が悪い
- 設置や取り外しが大変
- 段ボールなので雨に弱い
1.見た目が悪い
段ボールと使い古した毛布なので見た目が悪いです。



2.設置や取り外しが大変
毎回、段ボールを筒状にして包んだ後にピンで固定してずれないうちに毛布で固定して…と工程が多い上にビニールハウスの方は大きいので1人で設置は無理で2人がかりでやるしかないのも問題でした。



3.段ボールなので雨に弱い



本対策
本対策その1
問題点の見た目が悪い、雨に弱いの2点を克服するのに段ボールを別素材にしようとホームセンターに物色しに行きました。
そこで、いいもの発見!
発砲ポリスチレンで出来ている断熱材の「ザ・スリム」
断熱材なので、段ボールと同じくらいの断熱効果が見込めるかなーと期待しました。
4mmと7mmがあって、断熱効果的には7mm一択でしたが、加工のしやすさと値段で4mmをチョイス。
サイズは4mm×910×1820。
これを4枚購入しました。
段ボールの代わりにこの「ザ・スリム」で囲いを作り、毛布の代わりにアルミシートを被せることにしました。
各パーツの大きさに断熱材を切って透明テープでつなぎ合わせ、
それで簡易温室をぐるっと囲って、
上にアルミシートを被せます。
完成!!
こちらのビニール温室とプラダン簡易温室も同様に作りました。
本対策その1の結果
外の気温とプラダン多肉棚の気温差は約4.7℃!
段ボールを凌ぐ効果でした。






本対策その1の問題点
材料を変えたことで仮対策の問題点の「見た目が悪い、雨に弱い」の2点は改善されましたが、もう一つの問題点「設置や取り外しが大変」は改善されませんでした。
簡単にしようとすると防寒機能が落ちてしまうので悩みどころです。
(下記に記載してありますが解消しようとして失敗しました💦)






本対策その1で使用した資材
ザ・スリム
アルミシート
本対策その2
葉挿しや根付いてない苗や寒さに弱い品種は室内管理に切り替えました。



昨年は、玄関の棚の小さなスペースに何個かのサボテンを置いておいただけですが、今年はちゃんとしたスペースを確保して、明かり不足は育成ライトで補うようにしました。
我が家で設置した育成ライトはこちら↓



検討している方は、ぜひ参考にして下さい♪
https://beargrass-succulent.net/succulent_light/
冬越し対策失敗談
簡易温室の改造失敗
ビニール温室の中にプチプチを貼った
ビニール温室のビニールだけだと防寒機能が弱いかな、と思い、プチプチを内側に貼り付けてみました。
結果は…。
全く効果なし!
プチプチを付ける前と付けた後で1℃の違いも無く、全く効果はありませんでした。
その上、プチプチを付けたことで下記のデメリットが起きてしまいました。
【デメリット】
- 中が見えにくくなった。
- 見た目も悪くなった。
- 前面を開けているとき風で中のプチプチが煽られ多肉に当たる。






プラダン温室を断熱材で2重にした
断熱材でぐるっと囲った対策(本対策その1)が効果的でしたが、つけ外しが手間で大変だったので、もっと簡単に運用できないかと思って改良しようとしてみました。
ぐるっと囲うのではなく、プラダンと同じ大きさに断熱材をカットし、プラダンと一緒に差し込むようにしました。
↓ぐるっと囲んでいたものを差し込むように変更
ところがこれが大失敗!!
せっかく断熱材で囲うことで断熱効果を発揮していたのに、差し込むバージョンにしたら効果が無くなってしまいました💦
どうして効果が無くなってしまったのか
【ぐるっと囲うバージョン】
- 簡易温室と断熱材の間に空気層が出来ていたことにより断熱効果がUP
- 外を囲っていたことでプラダンの差し込み箇所の隙間から冷たい空気が入ることが無くなっていた
【差し込むバージョン】
- 同じ場所に差し込むので空気層が出来ない
- 同じ場所に差し込むので隙間は空いたまま
つまり、差し込むバージョンにしたことで、囲うバージョンの良さを無しにしてしまった






水やりの失敗
室内管理をし始めたことでちょっと安心して、しわが出てきてお水を欲しがっていそうな多肉植物にお水をあげました。
昼間の暖かい時間帯に外に出している時に水やりをして、夕方日が陰って温度が低くなったて来たら家の中に取り込む予定が、予定でしたが、その日は昼過ぎから急激に冷え込んで…日暮れ前から氷点下!!



慌てて取り込みましたが、次に日、水やりした多肉植物の一つの様子がおかしい💦
秋の多肉狩りでお迎えしたダルビング。
左半分の色が明らかにおかしい。ジュレてる!?


ダルビング
数日前に撮影したダルビングと比較すると一目瞭然!


数日前のダルビング
お水をあげてなければ氷点下に数時間置いておいたくらいではここまでならなかったでしょうが、お水をあげたばかりだったので凍ってしまったようです。
本当に、冬の水やりは油断大的です。
【冬の水やりの注意点】
冬は断水することで耐寒性を高めています。
水やりをするとどうしても耐寒性は落ちてしまうので、
水やりをする際は
「暖かい日が続くとき」に、
「少量を根本に優しく」、
「ぬるめの水をあげる」ようにして、
あげた後しばらくの間は3℃以下になる場合は室内に取り込むようにしましょう。
ダルビングのその後
何とか助けられないかと多肉の諸先輩方に教えを請いてダメそうな部分をカットしました。
黒いところが無くなるまでカット!
↓まだ黒い…
↓まだ黒い(´;ω;`)
やっと黒い部分が無くなりました!
小さくなってしまいましたが、ここからの復活を祈り、網の上で乾燥させます。
大丈夫そうな葉で葉挿しも挑戦します。
【後日談】
残念ながら、その後根が出る前に黒く変色しカラカラになってしまいました。
葉挿しは7枚中3枚が生き残っているので、1つでも芽が出てくれたら、と思います。



まとめ
最終的に普段の冬対策と外気温が-7℃以下になるような寒波到来時とで下記の対策を取ることにしました。
【普段の冬対策】
- ポリカプラダン簡易温室やビニール温室を使い、霜や雨や雪を凌ぐ
- 根付いてないものや葉挿しは室内管理(育成ライト使用)
【外気温が-7℃以下になる場合の対策】
- 断熱材で簡易温室を包む2重温室対策
- 2重温室でも耐えられなさそうなものは夜間のみ室内に取り込む
今シーズンは前シーズンに比べても寒さが強烈で昨年の冬越し対策では足りない日が出てきました💦
断熱材で簡易温室を包む2重温室作戦は効果は絶大ですが、運用が大変です。
一長一短ありますが、スポット的な運用としてはいい感じかな、と思います。
ビニール温室だけでは寒波到来時に不安な方の参考になれば幸いです♪



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