多肉植物にハマったきっかけの一つは「葉挿し」でした。
多肉植物に詳しい人から「葉挿し」を教えてもらい、たった1枚の葉から可愛い子供の葉が出てくるのを見て

と多肉植物の沼にハマったのです。


今回はそんな「葉挿し」のやり方について、失敗から学んだ成功の秘訣をお話します。
「葉挿し」にはいろいろなやり方があります。
色々試してみて一番あったやり方を見つけましょう♪
【こんな人に読んで欲しい】
- 色々な葉挿しのやり方を知りたい方
- 葉挿しがなかなか成功しない方



葉挿しの成功のコツ
失敗を経て私が感じた葉挿し成功のコツはこの3つです。
- 土を葉挿しに向いているものにする
- 乾燥させ過ぎない
- なかなか根が定着しない場合、「刺す」のもお勧め
このポイントについて、失敗の経験談と一緒に詳しく説明していきます。
また、今シーズン挑戦している新たな試みもご紹介します。
葉挿しの失敗(2020.秋)
2020年の秋、植え替えの時に取れてしまった葉で初めて「葉挿し」なるものに挑戦してみました。
葉挿しの方法(その1)
まずはネットで多肉先輩方の葉挿しのやり方をチェック。
【葉挿しのやり方】
- 取れた葉を発芽するまで風通しのいい日陰で管理
- 発芽したら土を張ったトレーに置いて根っこにそっと土をかぶせる
- やがて根っこが土を噛んで定着する
- 大きくなったら鉢上げ



ところが…
- 取れた葉を発芽するまで風通しのいい日陰で管理



- 発芽したら土を張ったトレーに置いて根っこにそっと土をかぶせる
トレーの代わりに小さい植木鉢に土を入れてそこに多肉ちゃんを置いて根っこにそっと土をかける。



- やがて根っこが土を噛んで定着する



わくわく
わくわく
わくわく





こんな感じで、全部の葉挿しが土に定着することなく、成長しないで枯れちゃいました💦
失敗の原因
失敗の原因は、「土と水」でした。
土の失敗
ド素人の私は、多肉植物にどんな土がいいのかわからないので、ホームセンターで「多肉植物の土」と銘打っているものを購入して使いました。
後から知ったのですが、一言に「多肉植物の土」と言っても
販売元によって配合が全く違う!
たまたま最初に買った「多肉植物の土」は土が粗いタイプだったので、葉っぱから出てきたばかりの細ーい繊細な根っこは全然張ってくれなかったみたいです💦
お店で売っている「多肉植物の土」は種類によっては葉挿しに合わないことも。
土が粗いタイプの時は、細かい土(芝の目土や赤玉土の小玉等)を混ぜ込んで根が張りやすいようにしよう。
水の失敗
親葉が枯れるまでは水はあげなくてもいいのだろうと全然あげていませんでした。
でも、根っこが出てきたら優しく土を被せて水で土を湿らせる方が定着するので、根っこが出てきたら、乾燥しない程度に水やりをした方がいいです。
葉挿しの成功(2021.春)
春になり、冬の間に徒長してしまった子たちを寄せ植えにした時、またもや取れた葉っぱを葉挿ししようと決意!
前回、上手くいかなかったので今回は趣向を変えてみました。
葉挿しの方法(その2)
今回のやり方はこれ連結ポットに土を入れて、その土に葉っぱを突き刺す!




葉挿しの方法調べてみると、下の2つの方法が載っていました。
- 土の上に寝転がしておいて、発芽したら土を被せる
- 土の中に葉っぱを突き刺す
前回、1番の方法で苦労したので、今回は2番の方法で葉挿しをしてみました。
5月のGWに葉挿しをしてから、毎日毎日「どうかな?芽が出たかな?」とチェック。
やってみて気付いたのですが、トレーの上に置いておいた時は発芽がよくわかったのですが、土の中に入っていると発芽しているかどうか全くわからない(当たり前だけど)
抜いちゃダメなのはわかるけど、どうしても様子が気になってついつい抜いてしまいました。



発芽してるのを発見したので、後は根が定着するのを待つのみ…。
焦らずのんびり様子を見ていると小さい子供!


それからは梅雨のじめじめにも負けず、夏の暑さにも負けず、すくすくと育ってくれて、もちろん根っこもしっかり定着してくれました♪






この葉挿しをやった時は、
土は細かい土(赤玉土の小玉)をブレンドして、芽が出てからは土が乾燥したら水をあげていました。
二つの葉挿しの方法を比較
- 土の上に転がす
- 土の中に挿す
この二つの葉挿しの方法、土をちゃんと根の張れる細かい土にして、発芽後は土が乾燥したら少量の水をあげることすれば、どちらでも上手くいきそうです♪
私の感じたメリット、デメリットはこちらです。
土の上に転がす | 土の中に挿す | |
メリット | 発芽が早い
芽の成長が分かりやすい | 発芽してからの安定感は抜群
挿してからは基本放任主義でOK(土が乾いたら水をあげるくらい) |
デメリット | 発芽してからの管理が少し大変 | 発芽が遅い
発芽の様子が分からない ひょろひょろしやすい |



冬の葉挿しの裏技(新たな試み)
真冬に葉挿しをやることになったのですが、真冬に屋外で上記二つのことをやってもなかなか発芽しませんでした。
そこで、何か方法は無いかと調べてみると、「お弁当パック」を利用した葉挿しの方法が載っていました。
やり方は簡単。
お弁当パックにティッシュを敷いて、その上に多肉の葉を置き蓋を閉める。
これだけです。
どうやらお弁当パックの中で適度な湿度が保たれて発芽しやすいらしいです。



お弁当パックにセット(2021.11.15)
秋にもぎもぎした葉をお弁当パックにセットします。




外は寒いので、室内の明るい日陰の場所に置いておきます。
大体10℃~15℃くらいの部屋です。
2か月後の状態チェック(2022.1.16)
冬越し対策で育成ライトを購入したので、葉挿し達を連結ポットに植え替えて室内で管理することにしました。
2ヶ月目前にお弁当パックに入れておいた葉挿し達はどうなっているでしょうか??
根っこも芽も出てくれた多肉













芽は出てないが根っこは出てきた多肉

















枯れてしまった多肉







連結ポットに植え替え(2022.1.16)
早速、枯れてしまった2種類以外を連結ポットに植えていきます。
今回の葉挿しも「土に刺す」方でやっていきます。
持ち運びのことを考えて「べあ考案の多肉植物用かご」に連結ポットをセット。


このカゴは100均の道具だけで作れるかごです。
連結ポットがジャストフィット!しっかりした作りなので、植木鉢を何個も入れても問題無しで便利です。



連結ポットに土をセットします。
(土は、多肉植物の用土に赤玉土の細粒をブレンドしました。)







後は、次々に挿していきます。


春が来るまでは室内管理で育成ライトの下で育てます。





種類やメリットデメリットを纏めました。
興味のある方は参考にしてください♪


お弁当パックでの葉挿しの結果
全14種類 | 根っこも芽も出た (5種類) | 根っこのみ出た (7種類) | 枯れた (2種類) |
ヒアリウム ピンクプリティー ジュノンボーイ 桜月 グランデシンザ | アドルフィーコッパー フィオナ マローム スノーバニー ブラックキング プリラータ 霜の朝 | ドンド スプルセオリバー |



ただ、次はこうした方がいいと反省点もありました。
【反省点】
芽が出てきても日陰でお弁当パックの中に入れたままにしていたのでかなり徒長してしまいました。
芽が出始めたらもう少し日当たり良いところに置いておけば、徒長もしなかったのでは…と思います。
次回は、芽が出たらポットに挿して日に当てるようにしてみようと思います!
まとめ
【葉挿しが上手くいかない時】
- 土を根っこが張りやすいようにする(赤玉土細粒や芝の目土など細かい土をブレンドするのがお勧め)
- 根っこが出てきたら土を湿らせる
- 土に挿すのもお勧め
【冬場でも葉挿しがしたい時】
- 根っこが出るまでお弁当パックの中で管理するのがお勧め
- 根っこが出てからは土に挿して明るい場所又は育成ライトの下で育てよう
今回は、葉挿しにスポットを当てて自分の失敗や成功した方法をご案内しました。
葉挿しでたくさん多肉植物を増やしたり、葉挿しで出来た小苗で寄せ植えをしたり、楽しみ方は沢山あります。





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