皆さんは、中古物件を買うときに何に注意してますか?
値段?
築年数?
家屋の状態??
もちろん、その辺りは注意しますよね。
私も今住んでいる中古ログハウスを購入する際、その辺りは十分に検討し注意していました。
が、まさか!な見落としで結構大変な思いをしたので、そのお話をしたいと思います。
中古の物件を購入する際、地目の確認も忘れずに!
- 中古物件の購入時に注意しておくこと
はじめに【おさらい】
私たち夫婦はひょんなことから
朽ちかけた持ち主不明のログハウスを購入しリノベーションをして住むことに決めました。
その時の詳しい話はこちらの記事に載っています。
前回の話は、朽ちかけたログハウスとの出会いの話でした。
今回は、出会いからリノベーション開始までの紆余曲折の話をします。
すったもんだがありました💦
事件1
ログハウスの持ち主が知り合いだったこともあり、不動産を通さずに個人売買をすることになりました。
土地と建物で破格のお値段だったので、こちらは現金一括払い!
一括払い!ドーン!!
無事に土地と建物を購入し、次はリノベーションです。
リノベーションの方は、さすがに一括払いは無理なので銀行で住宅ローンを組むことになりました。
すると、銀行で驚きの事実が!!!
「お客様、こちらの土地は地目が山林になっているので住宅ローンが組めませんよ。」
えっ!?
へっ!?
なんと、元々の持ち主は現金一括で土地も建物も購入していたらしく、地目を『山林』から『宅地』に変更していなかったのです。
そして「住宅」ローンは地目が山林では借りられません。
がーーーん
- 地目が『山林』だったので住宅ローンが借りられない
事件2
仕方がないので住宅ローンのため、土地家屋調査士の方に地目の変更をお願いすることにしました。
すると、新たな問題が勃発!!
法務局の人が土地の確認に来たところ、
裏庭にあたる土地は木々が茂っており「山林」として見受けられるため「宅地」として認められない
とのこと。
つまり、地目を『宅地』に変更不可との判定が出てしまいました。
土地家屋調査士の方の話によると、こんな決まりがあるそうです。
- 土地の一部が山林である為、地目が『宅地』に変更出来ない
問題点
つまり、
(事件1)地目が『宅地』になっていないと住宅ローンが借りれないけど、
(事件2)裏庭(というより裏山)が「山林」と認定されてしまい地目が変更不可能
という問題が起きてしまいました。
どうしよう💦
解決方法
土地家屋調査士の方が言う解決方法は、こちらでした。
ログハウスの建っている土地と山林の裏庭の土地を分筆登記する。
土地家屋調査士の方の言うとおりに、
ログハウスの建っている土地の地目→宅地
山林の裏庭の土地の地目→山林
と分筆登記すればリフォームの住宅ローンも借りれるし、「宅地」の方が固定資産税が高いので、固定資産税的にもお得ですが、そうするには解決するべき2つの問題が!
- 隣接する土地の所有者全員の承諾が必要
- 費用が高い
隣接する土地の方たちと連絡を取る手段もなく、追加費用が結構大きいので、正直分筆はやりたくない。
しかし、地目を『宅地』にしないと住宅ローンが借りれない。
悩んだ末、”べあ”が閃きました!
これだ!!!
宅地に変更作戦決行!
引っ越し後に綺麗に整備しようと思っていた裏山を引越し前に綺麗にして、
ここは山林じゃない、あくまで裏「庭」です!
と言って宅地にしてもらう作戦です。
これなら分筆登録しなくても宅地に変更できるはず!
- 木を伐採しよう
まず、木が何本も生えてると山林扱いになってしまうので、紅葉などの前の持ち主の方が植えた木は残し、多すぎる木々たを伐採しました。
この日のために購入したおNEWのチェーンソーで伐採です!
大きい木は素人では無理なので、林業を営んでいる知り合いとその仲間の方々に助けてもらいながら伐採をしました。
- 草刈りしよう
大きめの気をを伐採したら、草刈りです。
草ぼうぼうでは「庭」として認めてもらえないですから。
- テーブルセットを置こう
最後にテーブルセットを設置します。
これでばっちり!
山林扱いの「裏山」から「裏庭」に大変身です!
(多少の無理矢理は目を瞑ってもらいましょう。)
地目変更完了
こうして変貌遂げた裏庭を見て法務局の方も納得してくれ、無事、地目を『山林』から『宅地』に変更出来ました。
任務完了!
教訓
中古物件を買うときに気を付けること。(リフォームに住宅ローンを使う場合)
地目が『宅地』になっているか、要確認です!
不動産業者を介してない場合、要チェックです。
終わりに
紆余曲折はあったものの、何とか住宅ローンが組むことが出来て、いよいよログハウスのリノベーションが始まりました!
ボロボロだったログハウスを大工さんと蘇らせた話も是非読んでみて下さい
ログハウスを間取り変更で住みやすく♡
ログハウスをリフォームで甦らせる!
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