シンボルツリーで最近大人気の『アオダモ』
我が家でも2本目の庭木に『アオダモ』を植えつけました!
そんな『アオダモ』の人気の秘密と、植え付け、育て方についてお届けします。
- シンボルツリーに悩んでいる方
- 雑木林風のお庭にしてみたい方
- アオダモが気になっている方
- 自分でシンボルツリーを植えてみたい方
こんなお悩みを持っている方、これを読んでアオダモを検討してみてはいかがですか?
- アオダモの基本情報
- アオダモの育て方
- シンボルツリーの植え付け方法
アオダモの基本情報
属性
モクセイ科トネリコ属
タイプ
落葉高木
放任で育てていると高さ10~15mの太さ50cmと巨木になってしまう可能性がありますが、成長スピードはゆっくりなので落葉期に適した剪定を行えば樹高をコントロールすることは比較的容易です。
一般のお庭では5〜7mくらいの成長になります
開花時期
4~6月に白い花を咲かせます。
【アオダモは毎年咲かない??】
秋に植え付けたアオダモが次の年の春に花を咲かすのをワクワクしていましたが、なかなか咲かない。「おや?」と思っているうちに花の時期は終わりました。どうしてかな?と調べてみると、アオダモは毎年花が咲くというわけではなさそうです。
5年に一度とか、個体差があるとか、雄株、雌株で変わるとか所説あります。
お庭のアオダモが咲いたら喜んでじっくり鑑賞しましょう♪
我が家のアオダモの花が咲いたら写真を載せようと思います。
紅葉時期
10~11月に紅葉します。
アオダモの紅葉は赤色です♪
日照条件
日向~半日陰
(日当たりの良すぎる場所は避けること)
耐暑性
やや強い
ただし、強い西日は苦手なので、西日が当たりにくい場所に植え付けるのが良さそうです。どうしても日差しが強い場所の場合、株元だけでも遮光して直射日光が当たらないよう気を付けましょう。
耐寒性
あり
見た目のポイント
木肌
アオダモは年月を重ねると幹に模様が入って白樺のような木肌になります。
お気に入りのポイントです♡
葉の形
アオダモの葉は複葉(小葉が集まって1組の葉を形成する)なので、それぞれが小さくて涼やかです。
樹形
根元から複数の幹が立ち上がる株立ちの樹形で雑木の雰囲気があります。
また、下枝(下葉)が少ないのも特徴で通行の邪魔にならず、すっきりとした印象を与えます。
花
白い小花が咲きます。
おまけ
アオダモはバットの材料として有名です。
お値段
株立ちの2m前後のものになると1万以上、複数の幹で出来た大きいものになると5万円以上と高価になります。
でも、幼木や単木のものは千円前後とお求めやすくなっているので、じっくり自分の庭で育てていくのも楽しいでしょう。
幼木をのんびり育てるのもおススメです♪
アオダモの植えつけ
植え付け期
落葉後の11月~3月が良いとされていますが、極寒期は避けて11~12月or3月がお勧めです。
我が家は11月に植え付けました。
植え付け方法
植え付けたい場所を決めて、穴を掘ります。
植えたい植物の根っこの大きさより大きめに掘ること。(周りの土の土壌改良の為)
今回は、苗の根の大きさを考えて、直径、深さともに50cm程度の穴を掘ることにしました。
穴を掘るのにシャベルではなかなか掘れない硬い地面の場合、写真で使っているホールディガーが便利です。
シャベルが入らない硬い地面でもホールディガーならしっかり掘れます。
植える植物のあった土を掘った穴の中に入れます。(深さ1/3くらいまで)
今回は、植えるシンボルツリーに合わせて「腐葉土」と「赤玉土」を入れました。
まずは深さ1/3くらいまでなので、腐葉土1/2袋と赤玉土1袋を入れよくかき混ぜます。
家に『花と野菜の土』があったので、それを使おうかと思っていましたが、花木センターの方が、「使ってもいいけど、場合によっては入っている肥料と植えようとしている樹木の相性が悪い場合があるので、出来れば『腐葉土』と『赤玉土』で作った方がいいよ。」と教えてくれました。
また、土の配合は、もともとの土の状態によってお勧めの土が変わります。我が家の場合も、家の土の写真を見てもらって、土の配合を教えてもらいました。
お店の人に自宅の土の様子を伝えてお勧めの配合を教えてもらうと間違いないです♪
シンボルツリー「アオダモ」を植えます。
- アオダモを作った土の上に乗せます。
- アオダモの周りに赤玉土(小粒)を2袋入れます。
- 掘った土を少し戻して水がめ状にします。
「水極め」を行い植え付けます。
- 水瓶の中に水をたっぷり注ぎます。
- 植木の位置決めと水極めをします。
- これからの水やりのために小さい水瓶にしておきます。
水瓶の中に水を入れた後、アオダモを左右に揺らしながら空気が抜けるまで動かします。
空気が抜けなくなったら、植木の位置決めをして水が引くまで置いておき、水が引いて泥状になったら周りの土手の土を足で根本に向かって軽く踏むように入れていきます。(水極め)※詳しいやり方はこちら
アオダモが根付くまで支柱で支えておきます。
我が家は今年の庭木の剪定で出ていた木を使って支柱を作りました。
支柱と木を括るときは木に麻布を巻いて木が傷つかないよう保護してあげましょう。
植え付け完了です。
シロモジの向こうに見えるアオダモが良い感じです♪
翌年の春には周りにレンガを敷いて花壇を作ることにしました。
株元にはクリスマスローズを植える予定です。
植え付け方の基本は同じなので、詳しいやり方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
簡単に作れるレンガの花壇作りについても載っています。
たくさんの写真を使って詳しく説明しているのでより分かりやすくなっています。
初めて植え付けする人は是非読んで下さい。
アオダモの育て方
水やり
- 植え付けから根付くまで
土が乾いたらたっぷり - 根付いてから
基本的に水やり不要 - 夏場の晴天続きで乾燥が酷いとき
朝か夕の涼しい時間帯に水やり
肥料
冬場(1月~2月ごろ)に油かすや腐葉土を株の周囲に穴を掘り混ぜます。
春頃にあげる時は液体肥料がお勧めです。
虫・病気
アオダモはほどんど虫もつかないし病気にも強いです。
ただし、稀に虫がつくことや幼木のうちは条件によって病気になることがあるので早めに発見して対処するようにしましょう。
虫
稀にカミキリムシ、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)がつくことがあります。
この虫がつくと樹勢が弱ってしまいます。
木の周りにおがくずが落ちていたり、木に小さな穴が開いていたら内部に虫がついている可能性が高いので穴に適用する薬剤を注入して駆除するようにしましょう。
病気
ほとんどありません。
ただし、極端に水はけの悪い場所や、風通しの悪い場所だと幼木の場合、稀に「褐斑病(かっぱんびょう)」になってしまう場合があります。
【褐斑病(かっぱんびょう)とは】
- 症状
-
葉に茶色のシミのような斑点ができ、やがては全体に広がってしまう病気
全体に広がってしまうと落葉時期前にすべての葉が落ちてしまい、樹勢が衰えてしまう
- 原因
-
原因菌が落葉した葉に潜んでいて幼木であったり、株が弱っていると感染する
- 対策
-
症状が見られた場合、落葉した葉を除去し、必要に応じて薬を撒く
- 予防策
-
- 土壌改良で水はけを良くする
- 適切な剪定で風通しを良くする
- 新芽が出るころに適応する薬剤を散布する
剪定
剪定時期は、落葉期の12月~翌年の2月です。
アオダモは自然な樹形が楽しめる樹木なので、過度な剪定でなく「すかし剪定」をします。
【すかし剪定とは】
込み合っている部分を切り取って風通しや日当たりを良くする剪定方法。
枝を途中から切るのではなく分枝したわき枝は残すようにします。
下のような枝は切り取りましょう。
- 逆さ枝
木の内側に向かって伸びている枝 - 立ち枝
垂直に伸びている枝 - 交差枝
枝同士が交差している枝 - 徒長枝
勢いよく伸びすぎている枝 - ひこばえ
樹木の根本にある不定芽から出てくる徒長枝
※ただし、株立ちの樹形にしたい時は残す場合もあり
込みあっている不自然な枝を落とす感じの剪定がいいんだね。
まとめ
アオダモは
- 寒さに強い
- 病気になりにくい
- 虫がつきにくい
- 成長スピードがゆっくり
という育てやすい庭木になります。
また、半日陰でも元気に育つので、場所の日当たりが不安な家でも安心して植え付けることが出来ます。
アオダモは育てやすく庭に涼やかな印象をもたらしてくれる庭木です。
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