ハイラックス (GUN125) 2020年モデルの実車レビュー

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今回は”べあ”の薪活の相棒『TOYOTA ハイラックス (GUN125) 2020年モデル』のお話しです!

2017年の13年ぶりの復活を果たし2020年のマイナーチェンジを機にさらに人気になった

国内販売されている唯一のピックアップトラック『TOYOTA ハイラックス (GUN125)』

そのハイラックスの『実車レビュー』と『購入の決め手』と『購入後の使用感』についてご紹介します。

べあ

“べあぐら”ハウスではなくてはならない存在!
そんな頼れる相棒のお話です!

目次

外観

我が家の”ブルちゃん”の納車時の姿です。

雄々しい面構えです!

2020年のマイナーチェンジでの大きな変更点の一つになる『フロントグリル周りの変更』が『イカつさ』を際立たせています!

TOYOTA HILUX (GUN125) Zグレード
TOYOTA HILUX (GUN125) 2020モデル Zグレード

見てのとおり『ピックアップトラック』になります。

プリッとしたヒップがキュートです!

トラックなのでテールゲートがあります
なかなかかわいいオシリです

全長5m超のロングボデー!

BMW MINI R60(クロスオーバー)と比べるとその差は歴然!超ロングなのがわかります

普通車と比べるとロングなのがわかります
BMW MINI R60との比較

内装

全くトラック感は無く『乗用車』印象です。

TOYOTA車らしいシンプルなパネルデザインです

トラックとは思いないほど普通車っぽい内装です
トラックというよりは乗用車ですね

安全装備

ハイラックスのZグレードは安全装備も充実しています。

プリクラッシュセーフティ(Zグレード標準装備)

昼夜問わずミリ波レーダーとカメラで衝突回避します。

レーダークルーズコントロール(Zグレード標準装備)

前方車両との車間距離を計測し速度調整を行いつつ一定速度で走行します。
※速度調整を行うため自動ブレーキ制御を行います。

レーンデパーチャーアラート(Zグレード標準装備)

車線はみだし検知し抑制します。
※ハンドル制御を自動で行うヨーアシスト機能が搭載されています。

べあ

ヨーアシスト機能はON/OFFすることが可能です。

コーナーセンサー・バックカメラ

説明不要の機能ではありますが、駐車時に大活躍する機能です。

欲しかった装備

一つ残念だったのが、シートヒーターが日本向けのメーカーオプションには無いそうです。
ディーラーの人にもかなり調べてもらったのですが、社外品を取り付けるしか無いとのことでした。

主要諸元表

カタログ記載の主要諸元表は以下になります。

ZグレードとXグレードは基本的なスペックはほぼほぼ同じですが、セーフティードライブ機能はZグレードにしか用意されていません。Xグレードは最低限の装備に抑えた商用向けモデルといえます。
※カスタム前提で購入される方はあえてXグレードを選択されるケースもあるとのことです。

車両型式・重量・性能

車両型式・重量・性能ZグレードXグレード
車両型式3DF-GUN125-DTTHX3DF-GUN125-DTTSX
車両重量(kg)21002080
車両総重量(kg)28752855
最大積載量(kg)500500
最小回転半径(m)6.46.4
燃費 WLTCモード(km/L)11.711.7
燃費 市街地モード(km/L)10.110.1
燃費 郊外モード(km/L)11.611.6
燃費 高速道路モード(km/L)12.612.6
燃費 JOC08モード(km/L)13.613.6
車両型式・重量・性能

エンジン

エンジンZグレード・Xグレード共通
種類2.4L ディーゼル(直列4気筒)
型式2GD-FTV
使用燃料軽油
総排気量(L)2.393
内径×行程(mm)92.0×90.0
圧縮比15.6
最高出力(ネット) (kW(PS)/r.p.m.)110(150)/3400
最大トルク(ネット) (N-m(kgf-m)/r.p.m.)400(40.8)/1600~2000
燃料供給装置コモンレール式燃料噴射システム
燃料タンク容量(L)80
エンジン

寸法・定員

寸法・定員Zグレード・Xグレード共通
全長/全幅/全高(mm)5340/1855/1800
ホイールベース(mm)3085
トレッド(前/後)(mm)1535/1550
最低地上高(車内測定値)(mm)215
荷台長/荷台幅/荷台高1520/1535/480
乗車定員5
寸法・定員

走行装置・駆動方式

走行装置・駆動方式Zグレード・Xグレード共通
サスペンション(前)ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング(スタビラーザー付き)
サスペンション(後)車軸式半楕円リーフスプリング
ブレーキ(前)ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後)リーディングトレーリング式ドラム
ブレーキ作動方式油圧式
駆動方式4輪駆動(パートタイム4WD)
走行装置・駆動方式

トランスミッション・タイヤサイズ

トランスミッション・タイヤサイズZグレード・Xグレード共通
トランスミッションスーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT>
タイヤサイズ265/65R17 112S
※Zグレードはアルミホイール
Xグレードはスチールホイール
トランスミッション・タイヤサイズ

追加装備

トヨタ純正ナビはつけずにカロッツェリアの『ディスプレイオーディオDMH-SF700』を取り付けています。

ドライブマーケット
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べあ

AppleCarPlayが使えるディスプレイオーディオです。

スマホのテザリング機能でネット接続ればAlexa(アレクサ)が使えますし、アレクサにお願いすればRadiko(ラジコ)でAM/FMがノイズ無しに聞けます。

あとは、Webブラウザがインストールされているので、web版のYouTubeを見ることも可能です!
→ファームウェアアップデート後にログイン情報が保存されなくなりました

使い心地

街乗り

それほど『トラック感』は無いので普段使い(通勤)にも使えます。

空荷(荷物を積んでいない状態)では道路の段差で『バイン!バイン!』と跳ねます。

意外と柔らかい『バイン!バイン!』なのでそれほど気になりません。
※体調が優れないときや酔いやすい人はキツいかもですね…

べあ

タイヤの空気圧を下げる(230kpから200kp)と乗りごごちが良くなります!

それでも不安だと思われる方は、
100kgほどの荷物を荷台に載せておけば『高級車』の乗りごごちになります!

あと、全長5m超なので駐車場は選ばないと周りの方にご迷惑をおかけします。

それ以外は『乗用車』となんら変わりません。

むしろ『乗用車』よりも『安心感』があってゆったりのれます。

山仕事

最高です!特に薪を満載している時の乗り心地はまさに『高級車』そのものです!

丸太を満載してもヘッチャラです
足腰が強いのでこんなに乗せてもヘッチャラです

荷台にはキズ防止の『ベッドライナー』をつけてもらったので、玉切りした丸太もガンガン載せちゃいます!

玉切り丸太満載!
玉切り丸太満載!

知人の薪割り機をお借りして薪割りしました!
割った薪を荷台にガンガン載せちゃいます!

薪をガンガン載せちゃいます!
薪を満載した後姿もいいですね

後部座席の使いごごち

貨物車だからでしょうか後部座席のリクライニング機能はありません
※すぐ後ろが荷台なので物理的に無理ですね。

後部座席
後部座席

座りごごちは乗用車と同じで『トラック感』はまったく無く、チャイルドシートをつけられるようにもなっているので、ハイラックスで『家族キャンプ』とか週末のお出かけに最適な一台だと思います。

維持費

自動車税は16,000円になります。乗用車よりも安いのでお財布には優しいですね。

あと、定期点検が3ヶ月点検、半年点検とありましたが、15000円〜20000円程度で済みました。

1年半経過した時点の燃費は11.9km/Lとなっています。貨物車でこの燃費はかなりいい方かと思います。

車検代は、調べた限りディーラー車検で部品交換等が発生しない前提で約8万程度になるようです。

来年車検を受けた後に、実際にかかった費用について追記したいと思います。

ハイラックスを選んだ決め手

正直なところ、『乗用車2台+軽トラ』『乗用車1台+ハイラックス』の運用どちらで進めるのが良いのか迷っていました。

『価格』や『維持費』などのいろいろと比較しましたが、結果的に『使用頻度』『薪活力(MKP)』が購入の決め手になりました。

比較項目乗用車2台+軽トラでの運用乗用車1台+ハイラックスでの運用
初期費用安い(軽トラ購入代で100万円前後)高い(新車で400万円超)
維持費高い(乗用車2台+軽トラ1台で約9万円)安い(乗用車1台+ハイラックス1代で約6万円)
使用頻度低い高い
薪活力(MKP)低い高い
運用比較表

『使用頻度』と『薪活力(MKP)』についての検討内容詳細は以下になります。

使用頻度

『軽トラ』と『ハイラックス』それぞれの使用頻度をイメージしてみました。

『軽トラ』は『薪活』や『運搬』に使えますが『お出かけ』や『通勤』には使うイメージができませんでした。特に家族と一緒に出かけるのに『軽トラ』はちょっと無理がありそうです。

それに対し『ハイラックス』は『薪活』や『運搬』に『お出かけ』や『通勤』にも使えます。5人乗りなので家族でのお出かけも可能です。

『使用範囲』=『使用頻度』と考えた結果『ハイラックス』に軍配が上がりました。

薪活力(MKP)

薪活力(MKP)は『最大積載量×排気量』で算出する『日々の薪活に対しての貢献度(期待値)』を数値化したものです。

べあ

薪活力(MKP)は『薪活』のことだけを考えた個人的指標です。
※皆さんがご存じの『戦闘力』の薪活版みたいなものです。

薪活力(MKP)が高ければ高いほど『一度に運搬できる薪の量が多い』ことを示します。

『一度に運搬できる薪の量が多い』と言うことは『運搬回数を少なくする=移動時間の節約』ができます。
週末しか薪活ができないので『時間』は本当に貴重です。

また、山仕事は暗くなると作業ができなくなるので、そういった点でも『移動時間の節約効果』を示す薪活力(MKP)がとても重要な指標になってきます。

『軽トラ』
最大積載量350kg×排気量660cc=231,000MKP

薪活力231,000MKP
薪活力231,000MKPのイメージ

『ハイラックス』
最大積載量500kg×排気量2400cc=1,200,000MKP

1,200,000MKP
薪活力1,200,000MKPのイメージ

その差は歴然!薪活力1,200,00MKPのハイラックスに軍配が上がりました

『乗用車1台+ハイラックス』運用に

『使用頻度』と『薪活力(MKP)』が決め手となり『乗用車1台+ハイラックス』を採用することになりました。

車は2台運用の予定なので、今ある2台のMINIのうちどちらかを下取りに出すことになり、どちらにするか悩みました。

毎回、車の買い替えの際はネットの一括査定をお願いして一番高額に買い取ってもらっていたので、今回は2台分の一括査定を行い、一番高額な金額を提示してくれた業者さんに”ぐら”の車を売却することに決定!

ぐら

ぐら”の車を下取りに出してもいいよ〜

べあ

お〜神よ〜!

MINI 3Door 2018モデル
MINI 3Door 2018モデル

こうして、ハイラックス『ブルちゃん』は無事我が家の一員になりました。

1年経過のレビュー

1年経過したしました。この一年間を振り返ってみて「本当に買って良かった」の一言です。薪活でも、DIYでも、家庭菜園でも「運ぶ」ことに関しては「必要不可欠な存在」です。せっかくなのでここいらでこの一年を振り返ってみたいと思います。

1年点検の費用はいくら?

新車で購入なので、1年目は車検はなく定期点検になります。

1年点検の費用は¥15,730でした。

走行距離があまりなかったのでこれくらいかな?と思います。

1年経って乗りごごちは変わった?

はっきり言って「変わりません」。これがびっくり新車の時と同じですね。

ですが、正直冬場の山は寒いので「シートヒーター」が欲しいところです。

あとは、シート生地がファブリック系なので汚れが取れにくいです。

シートカバーをつけた方がお手入れは楽になるかと思います。

やっぱり荷台は便利?

やっぱり便利です。

ベッドライナーを取り付けているので、丸太や薪以外にも園芸用の土やブロックやレンガなどなど、荷物を選ばずジャンジャン積めます。汚れたら水で流せばOKなのでお手入れも楽です。

なんですが、

荷台の奥行きが1500mmちょっとなので、1800mmを越す木材を積むにはちょっと足りません。斜めに積むためのロールバーがあればより使いやすくなると思います。

まとめ

1年使ってみたメリットとデメリットとデメリットに対する対策案についてまとめてみました。

メリット

  • 点検費用は思ったほど高くない。
  • シートの乗り後ごちは1年経っても変わらない。
  • 荷台は積む物を選ばず、汚れてもお手入れは楽。

デメリット

  • 冬の山は寒いのでシートが冷えて寒い。
    対策案:後付けシートヒーターを取り付ける。
  • シートがファブリック生地なので汚れやすい。
    対策案:フェイクレザーなどのお手入れが楽なシートカバーを取り付ける。
  • 長物(1500mm以上のもの)を積むと荷台の後ろからはみ出て心配。
    対策案:斜めに積めるようにロールバーを取り付ける。

あとがき

我が家の”ブルちゃん”はいかがでしたか?

軽トラよりも『普段使いができるトラック』を感じてもらえたのでは無いかと思います。

べあ

なかなか『クセの強い』車ではありますが、他では代替えの効かない『頼れる一台』になるかと思います。
使う度に『ハイラックスを購入して本当によかった』と思うほどです。
購入を検討されている方は是非とも試乗して良さを実感してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

プログラム歴20年弱のエンジニアです。
公私ともに”作る”をテーマに日々過ごしています。
「効率化」と対局にある「手間を楽しむ生活」を求め、
築18年のログハウスをリノベーションし2019年に移住しました。
大好きなガジェット・ツールに囲まれながらDIY、薪活、アプリ開発を楽しんでいます。

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