天然木で作られたウッドデッキや玄関ドアはとても柔らかい雰囲気で庭に新しい表情を与えてくれる素敵な空間ですよね。
でも、天然木はお手入れを怠るとあっという間に朽ちてしまいます。
特にソフトウッドで作られたウッドデッキは何もしないと3~5年でボロボロになってしまいます。
そんなソフトウッドのデッキを綺麗な状態で長く使っていくためには定期的な再塗装が必要です。
また、天然木で作られた玄関ドアもメンテナンスを怠っていると色褪せてしまいます。
玄関は家の顔。ボロボロでは格好がつかないですよね。
そこで今回は、
ソフトウッドで作られたウッドデッキや木製玄関ドアの再塗装が簡単に出来るコツ
について教えちゃいます!
- ウッドデッキの塗装のやり方
- 木製玄関ドアの塗装のやり方
- 再塗装が簡単に出来るコツ
定期的にやる必要がある再塗装。
どうせやるなら簡単にやれた方がいいですよね!
自分でやるか業者さんにやってもらうか悩んでいる方はこちらの記事をチェック!DIYと業者の違いやメリットデメリットを纏めました。
再塗装が簡単に出来るコツ
- オイルステイン塗料を使う
- 傷みの症状が出る前に再塗装をする
- 定期的に再塗装する
オイルステイン塗料を使う
ウッドデッキの塗装に使える塗料の種類は何種類かありますが、再塗装を楽にしたいのだったら『オイルステイン塗料』が一番です!
浸透性の塗料なので「再塗装の際に前回の塗料を剥がさなくてOK」なのです。
このおかげで再塗装のもっとも面倒な工程(塗装剥がしのサンダー掛け)が不要になります。
この工程があるのと無いのでは大違いです。
傷みの症状が出る前に再塗装をする
下記のような症状がでたら再塗装が必要と言われていますが、症状が出てから再塗装しようとすると、塗装の前に修繕が必要になってきます。
そうなると手間がかかる上に、費用も掛かってしまいます。
なので、症状が出る前に、こまめに再塗装することが重要です。
- 色褪せ
ウッドデッキの表面がグレーになってきたら色褪せなので、再塗装が必要です。 - カビ、苔の発生
汚れを放置しているをカビや苔が発生します。そのままにしておくと木材が腐食してしまうので綺麗に洗浄して再塗装しましょう。 - 塗膜の劣化
造膜タイプ(※1)の塗料の場合、時間の経過で前回の塗膜に浮きや剥がれが生じてきます。古い塗装を剥がしてから再塗装します。
(※1)塗料の種類についてはこちらを参照
定期的に再塗装する
前途したように症状が出る前に再塗装をした方がいいので、1年に1回、出来れば半年に1回することをおススメします。
オイルステイン塗料は塗れば塗るほど保護力が高まります。
こまめに塗装するとデッキも長持ちするし、いつも綺麗なデッキでいられますよ♪
塗料について
塗料のタイプ
浸透タイプ
- 機能
-
- 保護成分が木材の内部に浸透して内側から保護するタイプ
- 撥水性・防虫防カビ性・防腐性有り
- 見た目
-
- 表面に塗膜がつかないので木目を生かした仕上がりになる
- メリット
-
- 内側から保護するのでひび割れ等に強い
- 再塗装の際の前回の塗装の剥がしの必要が無い
- デメリット
-
- 塗膜がつかない分ダメージが起きやすいので造膜タイプよりメンテナンスサイクルは短い
造膜タイプ
- 機能
-
- 木材の表面に塗膜を作り外部から保護するタイプ
- 撥水性・防虫防カビ性・防腐性有り
- 見た目
-
- ペンキを塗ったような見た目
- 木目は消える
- メリット
-
- 耐久性が高い
- 木材のキズや汚れを隠せる
- デメリット
-
- 耐久性が高いので基本的なメンテナンスサイクルは高いがひび割れや剥がれに弱い
- 再塗装の際に前回の塗装の剥がし作業が必要
塗料の成分
水性
- 特性
-
- 主な成分は水
- 薄める場合「水」
- メリット
-
- 匂いがしない
- 安全性が高い
- デメリット
-
- 油性に比べると耐久性が劣る
油性
- 特性
-
- 主成分は油
- 薄める場合「シンナー」や「薄め液」
- メリット
-
- 耐久性に優れている
- デメリット
-
- 匂いがキツイ
【注意点】
ウッドデッキを再塗装する際は、前回塗った塗料と同じ種類の塗料で行うことを心がけましょう。
油性の塗料の後に水性の塗料にしたりなど別の種類にするとムラが出来たり仕上がりが汚くなってしまいます。
ただし、サンダー掛けなどで前回の塗膜を完全に除去している場合は、好きな塗料で大丈夫です。
あなたにおススメの塗料のタイプは?
【こんな人は浸透タイプがおススメ!】
- 木目は消したくない
- 年1回くらいなら塗り替えも平気
【こんな人は造膜タイプがおススメ!】
- ウッドデッキのキズや汚れを見えなくしたい
- 塗り替え頻度は長い方がいい
【成分について】
- 安全性を重視したい→水性
- 耐久性を重視したい→油性
我が家で使っているおススメ塗料
我が家では「キシラデコール」を使っています。
設置の際に使われていた塗料なので再塗装は同じキシラデコールを使うようにしていますが、とても使いやすくおススメです!
そんなおススメ塗料のキシラデコールについてご紹介します。
キシラデコール
- 保護機能が高い
-
日光や風雨に強い耐候性顔料なので長い時間保護機能が持続します。
- 浸透タイプ
-
木材の内部に薬剤が浸透し、内側から防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。
- 施工が簡単
-
塗りムラになりにくく綺麗に仕上がります。
- メンテナンスが楽
-
塗膜を作らないのでメンテナンスの際に汚れを落とすだけで上塗りが出来ます。
- 塗りムラになりにくいので失敗が少ない。
- 再塗装の際に前回の塗装を剝がさなくてもいいのでメンテナンスのし易さが抜群!
- 塗り重ねるほど耐久度が上がり、色もしっかり馴染んでいくので、経年劣化が起こりにくい。
キシラデコールは値段が高くてちょっと…と思っている方はこちらの塗料がおススメです。
ナフタデコール
この商品は、ほぼキシラデコールと同等の効果を持つ塗料になります。
値段がほぼ半額になるのですが、効果はほとんど変わらないと評判です。
まだまだ実績はキシラデコールに敵いませんが、最近はナフタデコールを使う人も増えています。
キシラデコール | ナフタデコール | |
---|---|---|
5㎡当たりの塗料代金 | 2,000円 | 1,000円 |
DIYの塗装に必要な道具
道具
コテバケ
広い面積を塗るのにこれがあると便利です。
ウッドデッキは平面の場所が多いのでコテバケを使うと時間が半分以下になります。
ハケ
手すりや繋ぎの部分など細かい箇所はハケで塗ります。
ベンダーハケ
板と板の隙間を塗るのに便利な『ベンダーハケ』
ウッドデッキの塗装にはこれがあると便利です!
バケツ
塗料を入れる缶。
蓋つきだと塗料が余った時に蓋をして次の塗装まで保管しておけるので蓋つきがおススメです。
手袋
手袋は、軍手でも使い捨てのニトリル手袋でもどちらでもOKです。
雑巾
はみ出したり多く塗り過ぎてしまった塗料を拭き取る用の布が必要です。
マスキングテープ
細かい部分の養生等に使います。
マスカー
大きい面を養生する際に使います。
消耗品
塗料
各塗料のタイプの特性を把握して自分に合った塗料を選びましょう。
塗料についてはこちらを参照
再塗装を楽にしたいなら『オイルステイン塗料』がおススメです。
サンドペーパー
古い塗料や頑固な汚れを落とす場合に使います。
広い面積をやすり掛けする場合便利なもの
サンダー(手動)
広い面を削る場合、サンダーを使った方が効率的です。
サンダーにサンドペーパーをセットして使います。
サンダー(電動)
手動のサンダーより電動のサンダーの方がより効率的です。
ウッドデッキ塗装の手順
まずはデッキを綺麗に洗浄します。
我が家では、
- シャワーでデッキを濡らす
- デッキブラシで汚れを落とす
- 汚れた水をシャワーで流す
- スポンジモップで水を拭き取る
の手順で行っています。
手すりなど細かい部分は雑巾で掃除します。
スポンジモップはデッキのお掃除で大活躍します!
掃除のときに限らず、雨が降ってデッキが濡れた際の拭き取りでも使えてとっても便利です。
- 油性の汚れなど水洗いで落ちない汚れは中性洗剤を使って洗いましょう
- カビやシミの他に腐食が見つかった場合、修繕してから次の工程に進みましょう
造膜タイプの塗料の場合、前回の塗膜を除去します。
塗膜の除去はサンダーで行います。
塗膜が残っていると塗料の密着が悪くなってしまいます。
造膜タイプで塗装している方はしっかり塗装を除去するようにしましょう。
ウッドデッキのチェックをします。
- 釘が飛び出ていないか
- ささくれや割れが無いか
上記のような問題があった場合、処置して直してから塗装しましょう。
窓や塗装が付いて欲しくない箇所に「マスキングテープ」や「マスカー」で養生します。
- 細かく塗りにくい箇所をハケで塗る
- ウッドデッキの床板の隙間をベンターハケで塗る
- 床板をコテバケで塗る
- 床裏を塗る
準備が終わったらいよいよ塗りです。
この順番で塗ると綺麗に塗れます!
- 洗ってから1日以上デッキは乾かしてから塗装しましょう
→塗装面が濡れていると塗料の密着性(造膜タイプ)や浸透性(浸透タイプ)が悪くなります - 塗料はよく撹拌(かくはん)してから使いましょう
→分離しているので撹拌しないと効果が薄れたり塗りぬらが出やすかったりします
1回目の塗りが完全に乾いたらもう一度1回目塗りと同じように塗ります。
乾いたら完成!
木製玄関ドア塗装の手順
玄関ドアはリフォーム際に一度しっかり削って、浸透タイプの『キシラデコール』で塗装してもらっていました。
その時の詳しい話はこちらの記事をチェック!
そろそろ色褪せてきたので再塗装をすることにします!
しっかり削ってから浸透性の塗料で塗装しているので、今後は削り無しで塗装が出来ます。
ただし、我が家では仕上がりの好みでニスを塗らないので、その分マメに再塗装することにします。
1年に1回~2回塗装の予定です。
まずは玄関ドアを綺麗に掃除します。
造膜タイプの塗料の場合、前回の塗膜を除去します。
塗膜の除去はサンダーで行います。
我が家の場合、浸透タイプの塗料だったのでこの工程は無しです。
玄関ドアのチェックをします。
- ささくれや剝がれが無いか
- 軋み音が無いか
上記のような問題があった場合、処置して直してから塗装しましょう。
今回は剥がれがあったのでビス打ちで修理しました。
我が家の場合、剥がれはビスで直接くっつけちゃっています。
塗装すればあまり目立たないし、「均等に打ってあるビスが味になっていい感じ♪」と気に入ってます。
窓や塗装が付いて欲しくない箇所に「マスキングテープ」や「マスカー」で養生します。
しっかり養生しないとガラスに塗料が付いちゃったりして「ギャー」ってなります。
1回目塗り→乾燥→2回目塗り→乾燥したら完成です。
扉の色塗りはコテよりハケでやった方が綺麗に仕上がるのでがおススメです。
DIYするときの注意点
作業中はもちろん、塗装後も数時間は塗れないで欲しいので、天気予報をチェックして雨が降らない日を選びましょう。
終わりに
せっかく設置したウッドデッキ、温かい雰囲気で家をワングレードUPしてくれる木製玄関ドア、出来るなら長持ちさせたいですよね。
補修が必要になってくると一気にDIY難易度が上がってしまいます。
そうなる前にこまめに塗装をして綺麗で長持ちさせちゃいましょう♪
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