【この記事でわかること】
- スズメバチに巣を作られない方法
- スズメバチトラップの作り方
- スズメバチ予防の時期
- スズメバチに巣を作られてしまった場合の対処法
- スズメバチが近くに飛んできた時の対処法
家の屋根や庭木にスズメバチに巣を作られてしまって困った事がないですか?
庭をスズメバチがぶんぶん飛んでいて危なくて外に出れない。
子供やペットが刺されてしまっては大変💦
最近は山の中だけではなく、住宅街の中でもスズメバチに巣を作られて困っている人も多いです。
我が家も引っ越し前に1回、引っ越し直後に1回の計2回スズメバチに巣を作られて大変な思いをしました。
そこで今回は、自宅にスズメバチの巣を2回作られてしまった我が家が、ある対策をしたらその後1回も巣を作られなかった効果的な予防対策と、スズメバチの巣を発見した時の対処法をお話ししたいと思います♪

スズメバチの巣の予防法
スズメバチに巣を作らせない方法で一番効果があるのは



スズメバチトラップを仕掛ける!
です。
スズメバチトラップって何?



何か対策練らないと…と悩んでいたところ、
いい話を聞きました。



【スズメバチトラップとは】
ペットボトルやプラスチックカップに蜂の好きそうな甘い液体を入れて、そこに寄ってきた蜂が中に入ったら最後出れなくなるという仕掛けの捕獲機のこと。
スズメバチは、春先(3月~5月)に冬眠から覚めた女王バチが巣を作る場所を探して1匹で飛来します。
この時にスズメバチトラップを仕掛けておくと女王バチが捕獲されるのでスズメバチの巣を作られることが無くなります。
知り合いが、毎年スズメバチに巣を作られて困っていたけど、春先に「スズメバチトラップ」を仕掛けるようになってから1度も巣を作られてないとのこと。
100%の成功率!これはやるしかない!!
スズメバチトラップはホームセンターやインターネットで購入出来ます。






スズメバチトラップの作り方
用意するもの
- 空のペットボトル(なるべく凹凸のない透明なもの、2LのものがBEST)
- 誘引剤の材料(下記参照)
- ひも、または針金
- カッター
- 定規
- サインペン
- 計量カップ
誘引剤の例
酒・酢・砂糖 = 3:1:1
カルピス・水 = 6:4
焼酎・オレンジジュース = 1:1
ペットボトルの準備
ペットボトルの上部に、2〜3箇所カッターで「H」の形に穴を開けます。(大きさは縦2cm×横2cmくらい)
上側を外に曲げて雨避けに、下側を内に折り曲げてかえしにします。
そうすると、中に入ったスズメバチは逃げられなくなって、やがてペットボトルの中で死んでしまいます。



誘引剤を作ってペットボトルに入れる
誘引剤を作って、ペットボトルの下から6~7cmまで入れます。
スズメバチトラップ設置の注意点
設置方法
ひもか針金で、軒下や木に括りつけます。
設置場所
- 日陰でハチの通り道になりそうな場所
- あまり人が通らない場所
- 子供が届かない高さにすること
我が家では、裏庭の紅葉の木と隣家の物置の軒下に括りつけました。(お隣は別荘で普段は家に居ないので許可を取って設置しました。)


赤の矢印の枝に括りつける


裏山の木に設置


物置の軒下に設置
設置時期
3月~5月の中で地域によって時期を選んでください。



6月以降は女王バチは巣から出てこなくなり、働きバチが増えてきます。
この時にスズメバチトラップを仕掛けていると働きバチをおびき寄せることになってかえって危険なので、絶対に設置しないでください。
設置時間
ハチが活動をしていない深夜~早朝に設置しましょう。
スズメバチトラップの交換の目安
2週間程度で交換しましょう。
中にハチの死骸が無い場合は、誘引剤を新しいものに交換します。
中に死骸がある場合、トラップのキャップをあけて水を流しいれて水圧で死骸を取り出します。
※中のハチが確実に死んでることを確かめて行って下さい。



我が家の場合、交換無しで1ヶ月持ちました。
スズメバチトラップの効果は?
「スズメバチトラップ」の効果は凄いです!
3月中旬~4月中旬まで「スズメバチトラップ」を仕掛けるという予防対策を2年やりましたが、2年ともスズメバチに巣を作られる被害にあってないです。
市販のものと、手作りのもの、どちらも試しましたが、どちらも効果ありました。
リーズナブルに対策したい場合は手作りを、
お手軽に対策したい場合は市販のものを、
お好みで試してみてください♪






スズメバチの巣の対処法
もしもスズメバチの巣を敷地内に作られてしまったら、どうすればいいのでしょう?
作り始めたばかりの巣なら自分たちでも対処出来るかもしれませんが、ほぼ完成に近い状態まで出来てしまったスズメバチの巣は危険なので、プロの手を借りるのがベストだと思います。
事件の始まり
引っ越しが無事済んで10日くらい経ったある日、外に出ていた”べあ”が「大変だー!」って苦笑いしながら家に入ってきました。






引っ越してくるまでの間に、スズメバチが巣を作り始めて、引っ越しでばたばたしている間にこっそり巣を大きく成長させていたみたいです💦
発見した時には、かなりの大きさになっていました。
道理で毎日のようにスズメバチを庭やデッキで見かけたはずです。
家に入ろうと玄関の扉を開けた瞬間にスズメバチに家の中に入られてしまったことも!!



対策
発見した時点でスズメバチの巣はかなりの大きさになっていたので、安全のためにもプロにお願いすることにしました。






【スズメバチの巣を見つけたら】
各市町村で対応してくれる場合があるので、まずは市役所に連絡してみるのが良いでしょう。
インターネットで『○○市 スズメバチ駆除』で検索してみると、自分の住んでいる地域の対処方法が解ります。
自分たちの住んでいる地域の対応を調べてみると、市で委託業者によるスズメバチの巣の駆除をやってくれるとのこと。
その際、一部個人負担金を払いますが、個人で手配して業者さんにやってもらう五分の一くらいの金額でした。



市役所に電話してみよう
早速インターネットで調べて、 対応してくれる課に電話しました。
氏名・電話番号、スズメバチの巣の場所等を伝えると委託業者から直接電話連絡が入るので、作業日時等の打ち合わせを直接行うように、との指示。
じりじりと電話がくるのを待っていると、程なく委託業者から連絡が来ました。
自分たちが住んでいる地域では「森林組合」の方が来てくれました。
実家にスズメバチの巣が出来た際は、「消防署」の方が来たそうです。



駆除担当の人登場
場所を説明し、1時間後に駆除の方が到着。
その人たちを見てびっくり!
スズメバチの巣の駆除というと、テレビで見てるみたいに全身防護服を着こんだ人が数人くるのだろう、と思っていました。
でも、来たのは裸の大将ばりにラフな格好(ランニングに半ズボン、麦わら帽子)で大きな虫取り網を持ったおじさんと、普通のスラックスにYシャツと着たおじさんの2人組でした。
駆除開始
一抹の不安を抱えつつ、スズメバチの巣を確認してもらいます。
スズメバチの巣はこの赤い矢印の場所にありました。


スズメバチの巣の場所
スズメバチの巣の位置が悪く、高すぎて外からの駆除は無理。
家の中から窓をあけてハチ駆除のスプレーを噴射し駆除することになりました。


ここの窓からです
家の中にスズメバチが入ってくる可能性もあるけど、入ってきたハチもしっかり駆除してくれると頼もしいお言葉。
駆除が終わるまで危険なので部屋に入っていて欲しいとのことだったので、私と”べあ”はそろって『べあぐらハウス』唯一の部屋に閉じこもりました。


この奥の寝室兼書斎に2人で閉じこもります
この部屋からロフトの方は全然見えないので、ただただ音声のみ聞こえてきました。
「シュー!」(駆除スプレーを吹きかけている音)
「でかいな。」(大きいんだ💦)
「おりゃ!」(なんの掛け声?)
裸の大将(仮)とスズメバチとの闘いは30分くらいでした。



「もう大丈夫ですよ。」
との言葉を頂き、二人で恐る恐る部屋を出ました。
幸い家の中にスズメバチが入ってくることは無く、駆除完了しました。
駆除完了
外に出ると駆除したハチの巣の写真をスラックス姿のおじさんが撮っていました。
2人組で来た駆除の方たち…。
たった2人で大丈夫かな?と心配性の私は不安でしたが、2人どころか、スラックス姿のおじさんはただの写真係で、実際駆除をしたのは裸の大将(仮)のおじさん1人でした(笑)
我が家にあったスズメバチの巣(一部)はこちらです。


駆除したスズメバチの巣
だいぶ大きかったらしく、中に卵もたくさんだったそうです。
何はともあれスズメバチの巣が無くなってくれてホッとしました。
でも、駆除したからと言ってすぐ安心という訳にはいかないみたいです。
駆除してくれた人から何点か注意することを聞きました。
駆除後の注意点
巣を駆除しても1週間程度はハチが戻ってくることが…。これは、駆除の時に巣にいなかったハチや、駆除しきれなかったハチです。
「戻りバチ」とも言われるこの現象は度々あり、巣が無いことに怒って狂暴になることもあるので注意が必要になります。
引っ越し途中だったりで女王バチがまだ生きている場合、もう一度巣を作られる可能性があります。
戻りバチの現象は約1週間程度で落ち着くけど、ハチが狂暴化していて危険なので、ハチの数が多い場合や巣を再度作られてるような場合、または1週間経ってもハチが減らない場合は再度連絡してほしいと言い残して駆除の人は帰っていきました。
駆除後の経過
巣は無くなったのですが、スズメバチなかなか減らなかったです。
それどころか、巣が無くなってので巣を探してるスズメバチが巣を探しているのかぶんぶんと家の周りを飛び回るので、安心して庭にも出れない日々が続きました。



そこで1週間経って再度森林組合へ連絡すると、もう一度同じ2人組がやってきました。
そして、巣の出来ていた場所に改めてスズメバチ駆除のスプレーを念入りに撒いて、そこ以外にも家の周りをぐるりと一周スプレーを撒いてくれました。
2度目の駆除の後
1週間おきにスプレーを撒いたので、今度は確実にスズメバチの数も減るだろう。と裸の大将(仮)のおじさんが言っていて通り、2回目のスプレーの後はみるみるスズメバチが減っていき、やがて全然見なくなりました。
そうして、平穏な日々が帰ってきたのです。



そして、次の年からは「スズメバチトラップ」を使って予防をしっかりするようになったので、スズメバチに巣を作られることが無い平穏な日々を過ごせています♪
スズメバチに遭遇したら
巣が近くにあるわけではないけど、スズメバチが近くに飛んできた!
なんてこともありますよね。
そんな時は、慌てず騒がずそのままでいましょう。
スズメバチさんも何もせずに飛んでいきます。
近くに巣がある場合は、自分たちの巣を守るために攻撃してきますが、
そうでない場合は危険を冒してまで人間たちに攻撃してきません。
暴れたり手で払おうとしたりしてスズメバチを刺激しないようにしましょう。
スズメバチは黒や濃い色に反応するので、山に遊び行く場合はそのような色は避けるようした方が無難です。
また、匂いにも反応するのでフローラル系の香りは気を付けましょう。
※柔軟剤の香りも要注意



まとめ
【スズメバチの巣を作られないための予防策】
- 3月~5月の間に「スズメバチトラップ」を設置する
※トラップは市販のものでも手作りのものでもOK
【スズメバチの巣を発見したら】
- 危険なので自分たちで対処しないでプロに頼む
- まずは市役所に連絡してみる
(住んでいる自治体で対応してくれる場合がある)
【駆除の後】
- 戻りバチに注意が必要
※1週間経ってもハチが減らない場合、駆除してくれた業者に連絡すると再度対応してくれる
【スズメバチに遭遇したら】
- 巣が近くではない場合は慌てず騒がず放っておく
【山に遊び行くときの注意点】
- 黒や濃い色の服装は避けた方が無難
- フローラル系の香りも要注意








裏山からの眺め


裏山の景色
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