家の屋根や庭木にスズメバチに巣を作られてしまって困ったことがないですか?
- 庭をスズメバチがぶんぶん飛んでいて危なくて外に出れない。
- 子供やペットが刺されてしまっては大変!
最近は山の中だけではなく、住宅街の中でもスズメバチに巣を作られて困っている人も多いです。
我が家も引っ越し前に1回、引っ越し直後に1回の計2回スズメバチに巣を作られて大変な思いをしました。
そこで今回は、自宅にスズメバチの巣を2回作られてしまった我が家が、『ある対策』をしたらその後1回も巣を作られていない効果的な予防法と、スズメバチの巣を発見した時の効果的な対処法をお話ししたいと思います。
- スズメバチに巣を作られない方法
- スズメバチトラップの作り方
- スズメバチ予防の時期
- スズメバチに巣を作られてしまった場合の対処法
- スズメバチが近くに飛んできた時の対処法
スズメバチの予防対策は3月〜4月がチャンスです!
スズメバチの巣の予防法
スズメバチに巣を作らせない方法で一番効果があるのは
ズバリ!
『スズメバチトラップ』を仕掛ける!
です。
スズメバチトラップって何?
毎年スズメバチに巣を作られたら怖くて外に出られないよ
何か対策練らないと…と悩んでいたところ、
いい話を聞きました。
スズメバチトラップというものを仕掛けるとスズメバチの巣を作られずに済むらしいよ。
【スズメバチトラップとは】
ペットボトルやプラスチックカップに蜂の好きそうな甘い液を入れて、そこに寄ってきた蜂が中に入ったら最後出られなくなるという仕掛けの捕獲機のこと。
スズメバチは春先(3月~5月)に冬眠から覚めた女王バチが巣を作る場所を探して1匹で飛来します。
この春先にスズメバチトラップを仕掛けておくと女王バチが捕獲されるのでスズメバチの巣を作られることが無くなります。
スズメバチトラップの入手方法
スズメバチトラップはホームセンターやインターネットで購入出来ます。
又は、自分で簡単に作ることも出来ます。
市販のものでも手作りでも効果は同じでした!
スズメバチトラップの作り方
用意するもの
- 空のペットボトル
(なるべく凹凸の無い透明なもの、2LのものがBEST) - 誘引剤の材料(下記参照)
- ひも、又は針金
- カッター
- 定規
- サインペン
- 計量カップ
誘引剤の例
- 酒・酢・砂糖 = 3:1:1
- カルピス・水 = 6:4
- 焼酎・オレンジジュース = 1:1
- ペットボトルの上部に2~3箇所カッターで「H」の形に穴を開ける
※大きさの目安:縦2cm×横2cm程度 - 上側→外に曲げて雨よけに、下側→内に折り曲げてかえしにする
※こうすることで中に入ったスズメバチは逃げられずやがてペットボトルの中で死んでしまう
ペットボトルに切り込みを入れるときは滑りやすいから気を付けてね
誘引剤の例を参考に誘引剤を作り、ペットボトルの下から6~7cmまで入れる
ひもや針金で、軒下や木に括りつける
スズメバチトラップ設置の注意点
設置場所
- 日陰でハチの通り道になりそうな場所
- あまり人が通らない場所
- 子供が届かない高さにすること
我が家では、裏庭の紅葉の木と隣家の物置の軒下に括りつけました。
※お隣は別荘で普段は家に居ないので許可を取って設置しました。
設置時期
3月~5月の中で地域によって時期を選んでください。
だんだん暖かくなってきて蜂を見かけるようになったら設置時です!
6月以降は女王バチは巣から出てこなくなり、働きバチが増えてきます。
この時にスズメバチトラップを仕掛けていると働きバチをおびき寄せることになってかえって危険なので絶対に設置しないでください。
設置時間
ハチが活動をしていない深夜~早朝に設置しましょう。
スズメバチトラップの交換の目安
手作りは2週間程度、市販のものは1ヶ月程度で交換しましょう。
中に蜂の死骸が無い場合は、誘引剤を新しいものに交換します。
中に死骸がある場合、トラップのキャップをあけて水を流しいれて水圧で死骸を取り出します。
※中の蜂が確実に死んでいることを確かめて行ってください。
スズメバチトラップの効果
スズメバチトラップの効果は100%です。
今のところスズメバチトラップを仕掛けた年にスズメバチの巣を作られたことはありません。
我が家だけでなく、会社の人もスズメバチトラップを仕掛けるようになってから一度も巣を作られたことが無いそうです。
簡単なのに効果絶大な「スズメバチトラップ」は予防対策としておススメな方法です。
お困りの方は是非お試ししてください。
市販のものと、手作りのもの、どちらも試しましたがどちらも効果ありました。
リーズナブルに対策したい場合は手作りのものを、
お手軽に対策したい場合は市販のものを、
お好みで試してみてください♪
もう一つの予防策
春先にスズメバチの巣を作らせないようにする対策は『スズメバチトラップ』で問題ないのですが、稀に7月ごろに突然スズメバチの巣が作られてしまうことがあります。
それは『キイロスズメバチの引越しした巣』です。
キイロスズメバチはある程度の働き蜂が生まれると引越しをして、一気に大きな巣を作ることがあります。
なので、1週間程度で何もなかったところに巨大なスズメバチの巣が出現!なんてことが起こります。
これを防ぐには予防効果のある殺虫スプレー散布が有効です。
6月〜7月になったら下記の巣を作られそうな箇所に散布しておくと安心です。
【スズメバチの巣の作られやすい場所】
- 軒下
- 庭木
スズメバチの巣の対処法
スズメバチの巣を敷地内に作られてしまったら
作り始めの巣の場合
作り始めの巣(働きバチが羽化していない巣)は自分で駆除することが可能です。
時期:4〜5月
方法:殺虫スプレーをかけてから巣を撤去する
*6月に入ってから発見した巣は働きバチが羽化していない安全な場合と、羽化後の危険な場合があるので判断がつかない場合は、プロの手を借りた方がいいです。
完成に近い状態まで出来ている場合
完成に近いくらいの状態まで出来上がっている巣は危険なのでプロの手を借りるのがベストです。
時期:7月以降
方法:プロの手を借りる
ところで、スズメバチの巣の駆除ってどこに頼めばいいの?
調べたよー
【自分で対処不可能なスズメバチの巣を見つけたら】
各市町村で対応してくれる場合があるので、まずは市役所に連絡してみるのが良いでしょう。
インターネットで『〇〇市 スズメバチ駆除』で検索してみると、自分の住んでいる地域での対処方法が解ります。
べあぐらハウスの場合(体験談)
我が家でのスズメバチの巣駆除の体験談です。
事件の始まり
引っ越しが無事済んで10日くらい経ったある日、外に出ていた”べあ”が「大変だー!」って苦笑いしながら家に入ってきました。
家の軒の下に大きいスズメバチの巣が出来てる!
え!?引っ越してきたばかりなのに?
引越しをしたのは7月上旬。
キイロスズメバチが我が家に巣を引越ししたようです💦
引越しの時は何の無かった軒下に巨大なスズメバチの巣が出来ていました。
道理で毎日のようにスズメバチを庭やデッキで見かけたはずです。
家に入ろうと玄関の扉を開けた瞬間にスズメバチに家の中に入られてしまったことも!
このままでは危険なので早急に対応してもらおうということになりました。
市役所に連絡
大きさ的にも時期的にもプロにお願いした方がいいと判断し、自分たちの住んでいる地域の対応を調べてみました。
すると、市で委託業者によるスズメバチの巣の駆除をやってくれるとのこと。
*その際、一部個人負担金を払いますが、個人で手配して業者さんにやってもらう五分の一くらいの金額でした。
自分たちが住んでいる地域では「森林組合」の方が来てくれました。
実家でスズメバチの巣が出来た際は、「消防署」の方が来たそうです。
地域によって違うみたいです。
駆除担当の人登場
氏名・電話番号、スズメバチの巣の場所等を伝えると委託業者から直接電話連絡が入るので、作業日時等の打ち合わせを直接行うように、との指示。
じりじりと電話がくるのを待っていると、程なく委託業者から連絡が来ました。
場所を説明し、1時間後に駆除の方が到着。
その人たちを見てびっくり!
スズメバチの巣の駆除というと、テレビで見てるみたいに全身防護服を着込んだ人が数人来るのだろう、と思ってました。
でも、来たのは裸の大将ばりにラフな格好(ランニングに半ズボン、麦わら帽子)で大きな虫取り網を持ったおじさんと普通のスラックスにYシャツを着たおじさんの2人組でした。
駆除開始
一抹の不安を抱えつつ、スズメバチの巣を確認してもらいます。
スズメバチの巣はこの赤い矢印の場所にありました。
スズメバチの巣の位置が悪く、高すぎて外からの駆除は無理。
家の中から窓を開けてハチ駆除のスプレーを噴射し駆除することになりました。
家の中にスズメバチが入ってくる可能性もあるけど、入ってきたハチもしっかり駆除してくれると頼もしいお言葉。
駆除が終わるまで危険なので部屋に入っていて欲しいとのことだったので、私と”べあ”はそろって『べあぐらハウス』唯一の部屋に閉じこもりました。
この部屋からロフトの方は全然見えないので、ただただ音声のみ聞こえてきました。
「シュー!」(駆除スプレーを吹きかけている音)
「でかいな。」(大きいんだ💦)
「おりゃ!」(なんの掛け声?)
裸の大将(仮)とスズメバチとの闘いは30分くらいでした。
幸い家の中にスズメバチが入ってくることは無く、駆除完了しました。
駆除完了
外に出ると駆除したハチの巣の写真をスラックス姿のおじさんが撮っていました。
たった2人で大丈夫かな?と心配性の私は不安でしたが、2人どころか、スラックス姿のおじさんはただの写真係で、実際駆除をしたのは裸の大将(仮)のおじさん1人でした。
我が家にあったスズメバチの巣(一部)はこちらの写真です。
だいぶ大きかったらしく、中に卵もたくさんだったそうです。
何はともあれスズメバチの巣が無くなってくれてホッとしました。
でも、駆除したからと言ってすぐ安心という訳にはいかないみたいです。
駆除してくれた人から何点か注意することを聞きました。
駆除後の注意点
巣を駆除しても1週間程度はハチが戻ってくることが…。これは、駆除の時に巣にいなかったハチや、駆除しきれなかったハチです。
「戻りバチ」とも言われるこの現象は度々あり、巣が無いことに怒って狂暴になることもあるので注意が必要になります。
引っ越し途中だったりで女王バチがまだ生きている場合、もう一度巣を作られる可能性があります。
戻りバチの現象は約1週間程度で落ち着くけど、ハチが狂暴化していて危険なので、ハチの数が多い場合や巣を再度作られてるような場合、または1週間経ってもハチが減らない場合は再度連絡してほしいと言い残して駆除の人は帰っていきました。
駆除後の経過
巣は無くなったのですが、スズメバチなかなか減らなかったです。
それどころか、巣が無くなってので巣を探してるスズメバチが巣を探しているのかぶんぶんと家の周りを飛び回るので、安心して庭にも出れない日々が続きました。
これじゃ落ち着かないね…
そこで1週間経って再度森林組合へ連絡すると、もう一度同じ2人組がやってきました。
そして、巣の出来ていた場所に改めてスズメバチ駆除のスプレーを念入りに撒いて、そこ以外にも家の周りをぐるりと一周スプレーを撒いてくれました。
2度目の駆除の後
1週間おきにスプレーを撒いたので、今度は確実にスズメバチの数も減るだろう。と裸の大将(仮)のおじさんが言っていて通り、2回目のスプレーの後はみるみるスズメバチが減っていき、やがて全然見なくなりました。
そうして、平穏な日々が帰ってきたのです。
やっと安心出来る〜
そして、次の年からは「スズメバチトラップ」を使って予防をしっかりするようになったので、スズメバチに巣を作られることが無い平穏な日々を過ごせています♪
スズメバチに遭遇したら
巣が近くにあるわけではないけど、スズメバチが近くに飛んできた!
なんてこともありますよね。
そんな時は、慌てず騒がずそのままでいましょう。
スズメバチも何もせずに飛んでいきます。
近くに巣がある場合は、自分たちの巣を守るために攻撃してきますが、
そうで無い場合は危険を冒してまで人間たちに攻撃してきません。
暴れたり手で払おうとしたりしてスズメバチを刺激しないようにしましょう。
スズメバチは黒や濃い色に反応するので、山に遊び行く場合はそのような色は避けるようした方が無難です。
また、匂いにも反応するのでフローラル系の香りは気を付けましょう。
※柔軟剤の香りも要注意
山に遊びに行く時は、服装と香りに気をつけてね
まとめ
スズメバチに巣を作られないための予防策
- 3月〜5月の間に「スズメバチトラップ」を設置する
*トラップは市販のものでも手作りでもOK - 6月〜7月になったら予防効果のある殺虫スプレーを散布する
スズメバチの巣を発見したら
作り始めの巣の場合
駆除スプレーを噴射し巣を撤去(自分で駆除も可能)
完成に近い状態まで出来ている場合
自分たちで対処しないでプロに頼む
*まずは市役所に連絡してみる(住んでいる自治体で対応してくれる場合がある)
駆除の後
戻りバチに注意が必要
*1週間経ってもハチが減らない場合、駆除してくれた業者に連絡すると再度対応してくれる
スズメバチに遭遇したら
巣が近くでない場合は慌てず騒がす放っておく
山に遊びにいく時の注意点
- 黒や濃い色の服装は避けた方が無難
- フローラル系の香りも要注意
*柔軟剤の香りも注意
終わりに
予防をしっかり行うようになってスズメバチに悩まされることがなくなりました!
対策のおかげでハチを気にせず裏庭からこの景色が楽しめます♪
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